体質診断とは?|未病ケアのはじめかた
「健康のために、食事を見直したい」
そう思ったとき、
まず何を思い浮かべますか?
- 玄米を食べる
- 発酵食品を取り入れる
- 野菜を増やす
- 甘いものを減らす
- 油を控える
健康にいいと言われる食べ方は、
たくさんあります。
私が、食について大切にしていることは、
「体にいいもの」を探す前に、
「今の自分の体」を知ること。
同じものを食べても、
心地よく感じる人もいれば、
そうではない人もいます。
冷たいものが平気な人もいれば、
冷えると調子を崩しやすい人もいる。
食べる量が多くても、元気な人もいれば、
少し食べただけで、胃がもたれやすい人もいる。
同じ「疲れ」や「冷え」でも、
その背景は、人によって違います。
だからこそ私は、
「何を食べるか」の前に、
「どんな体質なのか」を知ること
を、大切にしています。
この記事では、体質診断とは何なのか。
なぜ未病ケアの入り口として、
「体質を知ること」が大切なのか。
そして、体質を知ることで、
どう「自分に合う食べ方」に
つなげていけばいいのかを、お話しします。
体質診断とは?
体質診断とは、今の自分の体に、
どんな傾向があるのかを知るためのものです。
たとえば、
- 冷えやすい
- 疲れやすい
- 胃腸が弱りやすい
- むくみやすい
- 肌や髪が乾燥しやすい
- 便秘になりやすい
- ストレスが体調に出やすい
- 食後に眠くなりやすい
など。
こうした小さな不調を
「なんとなく」で終わらせず、
「私は、こういうときに調子を崩しやすいんだ」
と、自分の体の傾向として見つめていきます。
私たちはつい、
「年齢のせいかな」
「忙しいから仕方ないよね」と、
体からの小さなサインを、
見過ごしてしまうことがあります。
しかし、その変化は
もしかすると、
今の自分の状態を教えてくれているサイン
なのかもしれません。
東洋医学では、健康を考えるうえで、
「体質」や「未病」という考え方が、古くから大切にされてきました。
病気になってから対処するのではなく、
日々の小さな変化に目を向けながら、食事や暮らしを整えていく。
そんな考え方です。
だから私は、体質診断を
「病気を探すためのもの」ではなく、
「今の自分を知るためのもの」
として、捉えています。
自分の体を知る。
そして、
食事や暮らしを少しずつ見直していく。
体質診断は、
自分の体を大切にするための、
ひとつのきっかけになるものだと思っています。
体質診断は、
病気の診断ではありません
ここは、とても大切なことなので、
最初にお伝えしておきます。
この記事で紹介する「体質診断」は、
医療機関で行う検査や、病気を診断するものではありません。
あくまでも、
「今の自分には、どんな傾向があるのかな?」
と、自分の体を見つめるための目安です。
体質診断の結果だけで、
病気の有無を判断したり、治療の代わりにするものではありません。
気になる症状が続いている場合や、
強い症状がある場合は、自己判断せず、医療機関へ相談してください。
なぜ「体質を知ること」が大切なの?
私が体質診断を大切にしている理由。
それは、
健康情報を「誰かの正解」から
「自分の選択」に変えていけるからです。
今は、健康に関する情報がたくさんあります。
「朝はこれを食べるといい」
「○○を食べれば痩せる」
「この食品が腸活におすすめ」
どれも、情報としては参考になります。
でも、情報をそのまま
自分の生活に当てはめていると、
「健康のためなのに、なんだか続かない」
「体にいいはずなのに、しっくりこない」
そんなこともあります。
もちろん、栄養学的に見て、
多くの人に、すすめやすい食品や食べ方はあります。
ただ、人の体は、
みんな同じではありません。
年齢も違えば、生活リズムも違う。
季節によって、体調が変わることもあります。
そして何より、
同じものを食べても、
体の感じ方は人それぞれ。
だからこそ、
「これは体にいい」だけではなく、
「これは、今の私に合っているかな?」
そんな視点を持つことが、大切だと思います。
「体にいいもの」を
たくさん取り入れることよりも、
「今の自分に必要なもの」を選ぶ。
そのための第一歩が、
自分の体質を知ることです。
体質を知ることで、何がわかる?
体質診断をしてみると、
自分の体について考えるきっかけが生まれます。
特に大切なのは、
「自分は、どんなときに
バランスを崩しやすいのか」
ということに、気づくことです。
自分の「弱りやすいところ」に気づける
たとえば、
- 昔から冷えやすい
- 忙しくなると、眠りが浅くなる
- 外食が続くと、なんとなく体が重い
- 食生活が乱れると、お通じも乱れやすい
そんなことはありませんか?
毎日のことだからこそ、
「自分にとっては普通」になっていることも。
一度、立ち止まって振り返ってみると、
「私には、こういう傾向があるんだ」
と、気づけることがあります。
体質診断は、そんな小さな気づきを見つける
きっかけにも繋がります。
食べ方を見直すきっかけに
食について学ぶ前の私も、
「これは体にいい」
と言われる食材を、
一生懸命取り入れていました。
以前の私は、
朝食はフルーツやスムージーばかりで、
体が冷えて、かえって無気力に。
便秘や手先の冷えは、当たり前でした。
しかし、自分の体質を知ることで、
食べ物との付き合いかたも変わります。
健康にいいと聞けば、食べる。
美容にいいと聞けば、食べる。
そんなふうに、「いいものを足す」という
考え方ばかりではなく、
「今の私には、どんな食事が心地いい?」
という視点を、
大切にできるようになりました。
- 冷えが気になる日は、根菜の温かい料理を
- むくみが気になる日は、切干大根やきのこ類
- 乾燥が気になる日は、白きくらげやレンコン
同じ「体にいい食材」でも、
今の自分の体調によって、
体の受け取り方は変わります。
「食べて、整える」というのは、
正しいものを食べることではなく、
「今日の私には、何がいいかな?」
と、考えてみること。
それが、私の考える「自分に合う食べ方」です。
「健康のために頑張る」から卒業する
健康のために食事を変えようとすると、
最初は、頑張れます。
「毎朝これを食べよう」
「これは食べないようにしよう」
「毎日○○を取り入れよう」
最初は意欲があっても、
ルールが増えすぎると、だんだん食事が窮屈に。
私は、健康的な食事は、
頑張り続けるものではなく、
無理なく続けられるもの
であってほしいと思っています。
そのためには、
「正しい食事」を探し続けるより、
「自分にとって心地いい食べ方」を知ること。
体質診断は、そのための、
小さなきっかけになります。
今の私を知るために。
体質を6つのタイプから考える
では、実際に、
体質とは、どのように見ていくのでしょうか。
Nrinの体質診断では、中医学の考え方をもとに、今の体の傾向を6つのタイプから見ていきます。
- 気虚タイプ
-
気・エネルギーが不足して、
疲れやすく、冷えやすいタイプ。 - 気滞タイプ
-
気の流れが滞りやすく、
ストレスによって心身の変化を感じやすいタイプ。 - 血虚タイプ
-
栄養を行き渡らせる力が不足しやすく、
疲労感や睡眠の質が、気になりやすいタイプ。 - 瘀血タイプ
-
血の巡りが滞りやすく、
肩こりや肌のくすみが、気になりやすいタイプ。 - 陰虚タイプ
-
潤いと、冷ます力が不足して、
ほてりや乾燥が、気になりやすいタイプ。 - 痰湿タイプ
-
水分や老廃物が溜まって、
むくみや重だるさが、気になりやすいタイプ。
もちろん、これらは、
医療的な診断ではありません。
また、ひとつのタイプだけに
きれいに当てはまるとは限りません。
今の自分を見つめるための、やさしい目安です。
もし「どのタイプかな」と気になる方は、
セルフチェックを試してみてください。
1分もかからず、
今のあなたの傾向が見えてきますよ。
「自分に合う食べ方」は、
一生同じではない
こちらも、体質診断をするときに、
知っておいてほしいことです。
体質は、
一度診断したら、
一生変わらないものではありません。
季節が変われば、
体の感じ方も変わります。
忙しい時期と、
ゆっくり過ごせる時期でも違う。
年齢や生活環境によっても、変化していきます。
なので、
「私は○○タイプだから、
ずっと○○を食べればいい」
というものでは、ありません。
おすすめは、
3か月に一度くらいで、定期的に。
そのときどきの自分を見ながら、
食べ方や暮らし方を調整していく。
その積み重ねが、
「自分に合う食べ方を見つけること」
に、つながっていくのだと思います。
「自分を大切にする食事」を、
知るために。
「健康のために、何か始めたい」
そう思っているなら。
いきなり食事を大きく変える前に、
まずは、自分の体質を知ってみませんか?
健康について考えるとき、
誰かの健康法を、
そのまま自分の暮らしに持ってくるのではなく。
自分の体を知って。
自分の暮らしを見つめて。
その日の自分に必要なものを、
自分で選んでいく。
「今日は、これを食べよう」
「今の私には、これが必要かも」
と、自分で選べるように。
食事は、
毎日繰り返すものだからこそ、
その小さな選択の積み重ねが、
これからの自分をつくっていきます。
あなたの毎日のごはんが、
これからのあなたを
より大切にする時間になりますように。
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